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いろとりどりの色の葉

2013.11.23

 こんにちは、庭匠風玄東京の堀内です。
11月もラスト1週間。

先日、ラジオを聴いていると「お正月」のメロディーが流れ、
『あといくつ寝るとお正月でしょう?…正解は47日です』
思わず、「えーーー!!」と声をあげてしまいました。。時の流れは待ってはくれず、誰にとっても同じ。1日は24時間。。濃く生きたいと思う毎日です。

 

 さて、湯河原のT様邸。今週は月・火・水曜日と強風が続き、木々が右へ左へ大きく揺らされ揺らされ葉っぱをまき散らしていました。
せっかく紅葉したモミジも赤や黄色、オレンジの葉っぱを散らしては、またその美しさもいいなと感じています。


  梅雨明け前に植えたヤマモミジ、オオモミジ。


毎朝夕、散水の度に、「頑張ってー、秋には紅葉を見せてね。来年の春にはきれいな新緑を見せてねー」とぶつぶつぶつぶつ・・・
今年の夏は暑すぎたので紅葉は期待できないと思っていました。けれど!親方と私のぶつぶつ話しかける言葉にちゃんと応えてくれました。

すべて同じ品種の“ヤマモミジ”です。真っ赤だったり、オレンジ色だったり、黄色に近い色だったりと、様々です。日当たりの違い、木そのものの大きさによる違いなどなど様々な違いがあって色も変わっているのかなと思います。
モミジが紅葉する原因ははっきりと解明されていないそうです。

土に生え、水と養分を吸い上げ、日光を浴び光合成をし成長していく。
この過程はどれも同じなのに不思議ですね。
私が感じたのは、人間の兄弟姉妹、親子も同じ食事をして同じ家に住み、テレビをみたりおしゃべりしたり同じ生活を送っても、性質は全然違う。
個性があって個々であって、「これがいい」ではなくて「どれもいい」なんだろうなと感じました。植物も人もそれぞれが光っていて、生き生きしている姿が美しい!!それが本質じゃないかと、植物のじっと季節を待って成長していく姿から感じました。

   お次は、“オオモミジ”です。材料屋さんに「これは黄葉のオオモミジだよ。真っキイロになってきれいだよー」とおススメされ入れました。

本当に真っキイロ!!青空に黄色が映えてそれはそれは見事に色づきました。
なぜ、黄色になるんだ。どこの土地に持って行っても黄色になるのか。。疑問が尽きません…。葉の重なり合っているところは少しオレンジ色に近かったりと本当に楽しませてくれます。

 紅葉狩りに遠出する気持ちがわかった気がします。

こんな風に広い庭園も季節の移ろいで様々な表情を見せてくれます。3日間の強風で、だいぶ葉は落ちてしましたが、モミジは枝振りも美しいので、冬の姿もまた楽しみです。

  前回のブログに低木の植栽とGCPの植栽についてちょこっと書かせてもらいました。

 こんな風に植えています。3000ポットほぼ植え終わり、コグマザサがふさふさとかわいらしいです。また詳しくお伝えしたいと思います。

   だんだんと気温も上がらなくなってきました。来週初めは関東は雨予報です。日本海側は荒れたお天気が続いているようですね。体調を崩さないよう、皆様ご注意ください。

 それでは、また!!